男の子は、動くモノに反応するが、色には鈍感

男の子と女の子では、
子供の時から興味が大きく違う。

というのも男の子の目と女の子の目は、
性能に色んな違いがあるからだ。

男の子と女の子の興味はなぜ違うでも書いたが、
男の子の目というのは、動くモノに反応しやすくなっていて、
動くモノを追いかけるのが大好きだ。

しかし実は色には鈍感で、オレンジ色や黄色などの色には反応しにくい。

一方女の子の目は、オレンジ色や黄色、緑色に反応しやすく、
赤やピンク色にも敏感に反応する。

しかし動くモノをめで捉えるのは苦手で、あまり反応しない。

この違いは、性染色体であるX遺伝子(DNA)に、
目の視細胞を作る情報が載っていることによって起こる。

色を見分ける細胞は、錐体細胞と言うのだが、
これには3つの種類があって、

  • 赤色に反応する細胞
  • 緑色に反応する細胞
  • 青色に反応する細胞
がある。

この数が、見分けられる色の数に関係してくるのだが
女の子の場合は、X遺伝子を2つもっていて、
目の真ん中あたりに密集している。

なので女の子は、色の付いたものが好きで、
しかもそれをまっすぐじっと見る傾向がある。

ベージュなど、肌色に敏感なので、
人の顔をじっと見ていたりする。

ところが男の子の場合、X染色体を1個しか持たないので
色彩に鈍感な傾向がある。

その代わりに、色の濃さに反応する桿体細胞がたくさんあって、
しかも脳への神経も太い。

この細胞があるおかげで、暗いところでもモノが見えるのだが、
目の内側の中央以外にあるので、キョロキョロしないと見えない。

要するに男の子の場合、
自分の真正面にあるモノよりも、周囲のモノの動きに敏感だ。

目の前のモノに集中できないと言うのが男の子の特徴で、
だからいつもキョロキョロして、ムシや電車や飛行機など、
動くモノに目を奪われてしまうわけだ。

こういう違いを知っているかどうかで、子育ても変わってくるだろう。

男の子は、とかく自分のやり方にこだわる

男の子というモノは、
とにかく自分のやり方にこだわる子供が多い。

しかしそれは男女の性差であって、
こだわらないように親が言ってもムダである。

「男の子の脳、女の子の脳」を読むの方でも書いたが、
男の子と女の子は、生まれたときから住んでいる世界が違う。

というのは、男の子の多くは「耳が聞こえにくい」ので
大声で話さないと、こちらが言っていることが頭に入らない。

だから男の子ばかりの家庭では、
大声でお母さんが怒鳴ると言うことになる。

逆に女の子の場合は、男の子の1・8倍も耳がよい。

なので男の子に対する話し声の
半分くらいの大きさの声でも十分に声が聞こえるから、
男の子に大して話すような大声で話すと、逆に怖がってしまう。

なので女の子だけの家庭では、
お父さんもあまり大声では話さなず、
どちらかというと静かな家庭になる事も多いはず。

そう言う違いが元々あって、だから性差をよく知らないと、
どだい無理なことを子供に押しつけて、
子供が出来ないと言っては親が怒ったり悩んだりする羽目になる。

でまあ、さいしょの「男の子はとかく自分のやり方に固執する」という話だが、
女の子はどちらかというと、人と一緒に何かをするのが好きなので、
親や先生が一緒にやってみせれば、同じ事をきちんとやってくれる。

漢字の書き取りや計算なども、親が一緒にいて、一緒にやって上げれば、
それをやるようになっていくことが殆どだ。

ところが男の子の場合、同じように一緒にやって上げても、
やり方が気にくわないとやらない。

男の子はとにかく自分のやり方でやって成果を出そうとするから、
人のやったやり方を真似てやるというのは、本分ではないのだ。

となれば男の子に対しては、
成果に対して賞品を与えるという方法の方が効果が出る。

女の子は、一緒に何かをやることを好むので一緒に勉強してあげて、
男の子は、自分のやり方で成功することを好むので、
結果を出せばほうびを出すという形でやって、
うまくやったらほめてやればやる、ということだね。


出来なかった理由を尋ねるな

出来る子供と出来ない子供、
何が大きく違うのかというと、

出来ない子供は、
出来ない理由をいくらでも挙げられる

ということだ。

要するに、いくらでも言い訳が出てくると言うことで、
なぜそういう言い訳がいくらでも出てくるかというと、

普段から親や先生から、
出来ない理由を尋ねられている

ってことだ。

いつも尋ねられ、そして怒られていたら、そりゃ当然、
言い訳をたくさん考えるよねえ。

日頃からそう言う言い訳・エクスキューズというモノを考え出したら、
どうやったら出来るようになるか、と言う風に物を考えない。

出来るようになるには、
「どうやったら出来るようになるか。」ということを
常に考えていないと、出来るようにはならない。

どうやったら100点が取れるか、
どうやったら解ける問題が解けるか。

そこに焦点を当てなければならないのに、
親が出来なかったことを責めて問いただすようなことをすると、
「どうやったら良い成績が取れるか」
と言う風な考えには至らない。

つまり出来ない子供というのは、
親がもう既に出来ないように教育しているってことだ。

気を付けないといけないね。

9月からの勉強法 中学進学以降を見据えろ

中学受験、9月からの勉強法。

6年生の9月以降の模擬テストは、
どのテストも全範囲で行われる。

ここで実は、子供の地力があるかどうかが、
初めてハッキリする。

地力がない子供は9月以降のテストで、
成績が乱高下するハズ。

というのも地力がないと、
ベースの得点(基礎点)が安定的に取れず、
特に国語の偏差値なんかは大きく変動するのだ。

地力というのは簡単に言うと、
基本事項の理解であるけれど、
国語に置いてはまず、熟語の読み書き。

国語というのは問題文を速く読んで、
答えを書けなければならないわけで、
熟語の意味がパッとわからないと、
問題を解くスピードが遅くなってしまう。

そうなると考える時間が無くなって、
全部の問題に手が着かないという状況も生まれる。

基礎力というのは、出来ればいいと言うのではなくて、
速くできないと意味がないので、
ここで地力のあるなしが大きく点数に響く。

その結果、自分にとって読みやすい文章の場合はスラスラ読めるが、
読みにくい文章の場合は問題を解くのが遅くなって
時間が足りなくなってしまう。

そうしてテストごとに偏差値が上がったり下がったりして、
点数が乱高下すると言うことになるわけだ。

これは数学の基礎問題、いわゆる「1行問題」でも同じ事で、
点数を確実にとらねばならない問題で、
地力がない子供は、点数が取れたり取れなくなったりして、
点数が安定しないと言うことが起こる。

なので9月からは、基礎学力を総チェックしつつ、
読み書きや計算・1行問題を再確認するべきだということになる。

6年生の9月から転塾って迷惑

9月頃になると、たまにお見えになるのが、
転塾しようと言う親御さん。

中学受験で、小学6年生の9月に塾を替えるだなんて、
なんかもうエラい決断されて塾に見えたりする。

特に大手のSを辞めて個別塾に塾替えしようと言う人は
何人かいたけれど、どうもやっぱり「なんだかな」という感じだ。

どうもSという塾は、
9月から志望校別の授業になるらしいのだが、
塾の方から志望校を押しつけてきて、
親や子供の志望校の希望を受け入れてくれないらしい。

親や子供の側は、自分の行きたい学校が決まっていて、
ただそこに合格できればいいと思っているのに、
偏差値などの成績を見て、
もっと上の学校を受けろとか押しつけてくるらしい。

父兄面談などで、そう言う押しつけに辟易した親御さんが、
子供にあった塾を探して個別塾にお見えになるらしい。

まあしかし、6年生の9月から塾を替えるというのは、
かなりの冒険だ。

というのも中学受験の場合、あと20週間前後しか時間がない。

20週間だと、6週間を一つの括りとして3タームになる。

最後の1タームはもう総復習と過去問対策になってしまうから、
実質新しいことをやるには2タームしかない。

ここでもし、読み書きや計算の基礎があやふやだったりすると、
基礎からやり直さなければならないのだが、
時間が致命的に足りない。

基礎力なんかはそんなに急に身に付くものでもないので、
そういう子供を受け入れる塾としては大迷惑だ。

だからこういう時期に受け入れてくれる中学受験専門塾は、
まずないだろうから、結局個別指導の塾と言うことになる。

中3でもそう言う時期に慌てて塾に来られる親御さんもいるが、
無理なんだよね、ホントに。

売り上げを上げるために個人塾などでは受け入れざるを得ないのだが、
やっぱり迷惑なんだよなあ、、、

夏休みに伸びる子供・伸びない子供

夏休みに伸びる子供、伸びない子供。
その違いは一体何か?

毎日のように塾の夏期講習に行かせても、
9月の模試で成績が上がる子供と下がる子供がいる。

恐らく理由はただ一つ。
夏休みの午前中に、漢字の書き取りや計算など、
基礎力を徹底的にやっていたかどうかだ。

初めて中学受験されるご家庭では、
夏休みにビッチリ夏期講習に送り出せば、
それで成績が上がると思っているかも知れないが、
基本的に夏期講習で成績が上がると言うことはない。

9月に受けた模試で成績が上がるかというと、
たいていは変わらずか、大きく下がるのが普通。

成績が下がる理由は簡単で、
夏までの模試と秋からの模試では、
試験範囲が全然違うから。

というのも7月までの模試というのは、
それぞれ限定された範囲で試験を行うという模試で、
子供の受験実力を反映しない模試だ。

試験の範囲が狭いから、それだけに絞って勉強しておれば、
ある程度の良い成績を取ることが可能なのだ。

ところが9月初めからの模試というのは、
全範囲の実力テストになる。

そうなると子供の基礎学力が大きくものを言う。

つまり夏休みの間に基礎の基礎をしっかり固めていた子供は、
夏休み前より読み書きも速くなっているし
計算力も付いているので余裕を持って試験に臨むが、

夏休み期間中に難しすぎる問題に手を出して、
頭の中がモヤモヤしているような状態では、
問題文を読んでも何をやって良いのか
すぐに判断できない状態になっているはず。

夏休みのように暑い時期は、ハッキリ言って
基礎的な簡単な勉強でないと、進まない。

この時期はとにかく復習・基礎力アップに徹すべし。

大手学習塾だって、実はそう言う風に
カリキュラムを切っているはずだが、
それでもまだまだレベルが高すぎて付いていけない子供が多いから、
家庭では子供の読み書き・計算力アップだけに集中すべし。

点対称・線対称・合同、図形が意外に難しい

4月から教育指導要領移行が
完全実施ということで、
小学生の勉強も結構変わってきた。

算数で言うと、
6年制の初めで習っていた分数の通分と
分母が異なる分数の足し算引き算が、
5年生の後半に入ってきた。

それから中1の後半に習う点対称と線対称が、
6年生の最初に入ってきたし、
中学2年生で習う図形の合同も、言葉として入ってきた。

合同な図形を選ぶ問題と、
対応する辺の長さや角度を答える問題だけだが、
これが子供によっては、結構難しいようだ。

似たような三角形が並ぶと、
どれを選べばいいのか迷って、
結局適当に、直感的に選んでしまう。

合同な図形なんか、辺の長さが等しくなるわけだから、
鉛筆でも物差しでも当ててみたら良さそうなものだけれど、
そう言う作業ができない子供が多いんやね。

某・計算問題ばかりやっている塾の出身者も、
図形に関してはものすごく理解できなかったが、
図形に対する感覚というのは、
この年代の子供には難しいモノらしい。

中学受験にどの程度影響するかはわからないが、
図形感覚って言うのは、モノを作ったりしないと
なかなか育ちそうにないので、
何をするにもとにかく絵や図を必ず書くように
指導するしかないかもね。

そう言えば京大教授になった私の幼なじみは、
子供の頃からパズルばっかりやってたな。

50コくらいのピースを四角い入れ物に入れる
プラスティックのパズルだったが。

たまには子供にひもじい思いをさせよう

3月11日に起こった東日本大震災、
死者は阪神淡路大震災の6000人を超えそうな勢い。
被災者の皆様には、お悔やみ申し上げます。

人間、いつかは死ぬものと覚悟していても、
ただ死を待っているだけの人生を送っている人も、
突然の死の訪れは、さぞや無念だろうと思います。

特に成し遂げたいことが成し遂げられないまま
突然命を落とされた方は、さぞ悔しかったでしょう。

私は阪神大震災の時は京都に住んでいて、
父親が被災地(甲子園)にいました。

幸い翌日には、
阪神電車が甲子園まで往復運転できるようになり、
電話もつながったので、事なきを得たのですが、
知り合いもたくさん被災して、命を落としたモノもいました。

今は横浜北部の青葉台にいて、
今回の地震に逢いましたが、
やっぱり地震というのはいつまでたっても慣れませんね。
震度5でなくても気分が一気に悪くなったりします。

福島原発の大事故で、首都圏はしばらく停電が続いて、
電車も十分に動かなかったりして、

スーパーも一日3時間程度しか営業していなかったりして、
コンビニも開いていても、棚の7割以上カラだったりして、
卵もモヤシも豆腐もインスタント食品も無かったりして、

かなり厳しい状況が続いていますが、
日本中の産業が、密接に関連しているんだなあと
実感させられますね。

昨日、6日ぶりに卵とモヤシが手に入ったんですが、
モヤシの生産地を見ると、兵庫県三木市。

横浜からだと、ざっと500キロ以上もの遠方から、
運ばないといけない状況のようですね。

こういう物資不足の時は、子供には
ひもじい思いを経験させておいた方が良いかも知れません。

理由がないのにそう言うことをすると虐待ですが、
理由があるわけですから、良い経験です。

私の場合は貧乏だったので、
ずっとひもじく思っていたし、それすら感じない状態でしたが。

しかし50年も生きてると、
何度もこういう事を経験しますね。

受験を目前にした冬休みになると、
6年生でもさすがに「こりゃまずい」と思うのか、
突然字がきれいになる子供がいる。

最近もそう言うことがあって、ちょっとビックリした。

その生徒さんは、漢字の読み書きがかなりできなくて、
しかも書いた文字が読みにくい。

読みにくいと言うか、合っていても間違って見えるような字で、
合っているかどうか判別するのに時間がかかってしまうような字。

カタカナなんかも丸まった字で書くから、
読みにくいったらありゃしない。

で、実際にその生徒さんが字を書いているところを見ると、
書き順なんて知ったことかという、驚きの書き方。
書き順どころじゃなくて、ただ字を図形として捉えているらしい。

たとえば国構えなんて、一筆書きのように書く。
丸や三角を描くように、くるっと書く。

こういう書き方をする生徒は、なかなかいない。
彼の目には漢字は一体どういう風に
写っているのだろうとかよく思っていた。

こういうタイプの生徒はたいてい、
軽い学習障害(難読症)の気があるんだろうけれど、
ああこの子は、そう言う風に漢字を捉えているんだなとわかった。

成績がかなり良くない子供というのは、
たいていそういう学習障害っぽいところがあるが、
おそらく実際、そう言う風に見えているんだろうと思う。

国構えなんかは、中の作りを
四角い囲いで取り囲んでいると言う風に、
立体的に見えているのかもしれない。

ウチの弟も子供の頃よく、逆さ文字(鏡像文字)を書いていていたから、
意外と漢字も3Dのように立体感があるように見えるのかも。

私自身はどちらかというとアスペルガー症候群寄りなので、
ちょっとその当たりはよく分からないが。

(因みにウチの弟は中2までものすごく成績が悪かったが、
中3の時に猛勉強して私と同じ高校い通い、
一浪して大阪大学経済学部を卒業した。)

でまあ、話をもどすが、
あまりにも漢字の読み書きが良くなくて、
国語を担当している先生にも伺ったら、
なんと4年生レベルも怪しいというので、
さすがにこれはマズいと本人に尋ねたら、
漢字の書き取りの問題集を一冊も持っていないと言う。

さすがにこれはマズいなと言うことで、
出口汪さんの漢字と言葉の問題集と方眼ノートを秋に渡して
毎日やるように指導していたのだが、
家庭でも頻度順の問題集を買ってきてやるようになったらしく、
3ヶ月で多少マシになってきた。

そしてマシになってくると、漢字の見え方も変わってくるのか、
突然、字が読みやすい字になり、
カタカナもビックリするような形になった。

やっぱり子供も、やる気が出てくると違うね。
久々にビックリしました。


漢字・言葉のきまりトレーニング―読み,書き,意味をまとめておぼえる! (5年生) (論理エンジン方式)

のべつまくなし、目が泳ぐ

良く耳にするが意味が分からなかったり、
誤用が多いことばってある。

たとえば「のべつ幕無し」。

誤用例としては
「のべつくまなし」とか「のべつひまなし」というのがある。

「とりつく島もない」と言う言葉も、たまに聞くけど
「取りつくろう暇もなし」だと私は思っていた。
とりつく島もないというのは、どんな島なんだろうね。
意味がもう一つよく分からん。

「けんもほろろ」になると、何のイメージも浮かばない。

間違えて覚えていると、辞書を引いても見つからないから、
なかなか面倒だ。

今はインターネットで調べることができるから、
ある程度はすぐに見つけられるが
それでもなかなか載っていない言葉も多い。

たとえば目が泳ぐ、というのも辞書にあまり載っていなかったりする。
どうやらまだ最近できてきた言葉らしい。

のべつまくなしの意味は?

で、調べてみたら、「のべつ幕なし」というのは、
「のべつ」というのが「ひっきりなしに」「連続して」ということで、
「幕無し」というのは、演劇などで
途中で幕を閉めずにずっとやり続けると言うことらしい。

ようするに、「切れ目無くひっきりなしに続く様子」ということだ。

休み暇がないから、「のべつ暇なし」という誤用も生まれたって事らしい。

「とりつく島もない」というのは「頼りにしたり、すがるモノがない」と言う意味で、
航海に出た船が島を見つけられない様子からきたと言う話。

「けんもほろろ」は、つっけんどんで無愛想な様子。語源は不明。

「目が泳ぐ」というのは目の焦点が合わずに左右に揺れると言うことで、
後ろめたいことがあったりしたときに目に表れたりする様子のこと。

間違えて覚えてしまっていたなら、
ドンドン確認していかないと、分からないことだらけになる。

分からないことが増えると気分がムシャクシャして
勉強する気もなくなるので、ドンドン調べて覚えていこう。