裏技に走るヤツは何をやっても伸びません。

成績が思うように伸びない。
そう言ったときに何をすべきか。

そこで「できるヤツ」と
「できないヤツ」の差が付きます。

「できないヤツ」はそこで裏技に走ってしまいます。

たとえば記憶術とか睡眠学習法とか。
あるいはもっと上のレベルで習う公式とか定理とか。

そういう何か一つ裏技を身につけると、
できるようになると勘違いしてしまうんですね。

つまり能力を加速するような知識を身につければ、
それで成績を伸ばせると思ってしまうんですね。


でも実は、伸びない原因はたいてい、
伸びるためのピースが欠けているからです。

つまり基礎知識のどこかに穴があったり、
計算などのスピードが遅すぎる。

知っておくべき知識が欠けておれば、
そこから上に進むのは難しい。

なぜならそう言うモノは要点としてまとめられており、
要点は理解しているという前提で、
上位の理論は組み立てられているから。

あるいは逆に言うと、上位の理論を理解するために必要な内容を
簡単にまとめたのが要点と言うことです。

だからできるヤツというのはそこで、
知識の総点検を始めます。
つまり自分の持っている知識が正しいのか。
必要な知識を持っているのかどうか。

必要な基礎的スキルがあるのかどうか。

たとえば漢字の読み書きはスムーズにできているか、
基礎的な計算は速くできているか。

一流のスポーツ選手などは、
調子が落ちたらそうやって、
基礎的なフォームのチェックを行ったり、
瞑想やイメージトレーニングで自分を外から見てみたりして
何が問題なのか突き止めようとします。

決して新しい技を身につけようとか、
そう言うことに走るって事はない。

裏技に走るヤツは何をやっても伸びません。

答案に何にも書けない子供の学習法

できない子供の特徴は、自分で勉強する力がない。
その大本は、文章をしっかり読む力がないって事だ。

本や参考書を読んでも、何が書いてあるのか理解できないと、
結局、適当に答えを書いてごまかす悪い癖も付くし、
あるいは、答えが何にもかけないと言うことが起こる。

いままで、学習障害気味の生徒を十人前後見てきたが、
答案に答えがかけない子供というのは、意外に多い。

なぜ何にも書かないのか?と尋ねても、本人にもわからない。
とにかく何にもかけない状態になるようだ。

中学の定期テストなんかだと、
あらかじめどの当たりが出題されるか、
塾の講師にはだいたい分かっているので、
2ヶ月前や3ヶ月前から準備して、
効率よく点数が取れるように学習計画を立てるのだが、

そうやって2ヶ月前・3ヶ月前から準備していても、
試験の直前に最終チェックをしてみると、
なぜか2ヶ月前くらいまで能力が戻っていたりする。

塾の講師からしてみたら、これだけ準備してやってきたのに
なんで全く知識がかけらも残っていないんだろう?
と脱力感に襲われてしまうが、残念ながらそれが実態だ。

基本を徹底的に繰り返すしかない

もちろん、単元によって、全く理解できない、苦手、というのは
普通の生徒にも起こることだ。

たとえば因数分解なんかはできるが、平方根は全然ダメとか、
因数分解と平方根の計算はできるが、
なぜか2次方程式が入ってくると混乱してしまうとか。

関数など、何度説明して何回やらせても、
イメージができないとどうしてもできないような単元もある。

こういう子供の場合も含めて、週2回以上、
徹底的にアイオー(I/O:インプット・アウトプット)をやるしかない。

一問一答問題や、一行問題のようなモノをとにかく繰り返す。
また漢字の書き取りも、小学生の高学年当たりのモノからやり直す。

条件反射をドンドン作って徹底的に繰り返すしかない。

そうやって高校に入った頃には、
自分でチャート式などで勉強できるようになった生徒もいるから、
とにかくまず読み書きと計算だけでも、
徹底的に繰り返して勉強させることをやるべきだろうね。

成績が上がる生徒と成績が上がらない生徒の違いは、
勉強をやる・やらないという意志があるかどうかだが、
自分で勉強ができるかどうかってことが、より重要に思う。

つまり「文章を読む力」っていうのが、あるかないかだ。

もちろんやる気というのも大事だ。

勉強をやろうとしている子供は、
学習障害の気が明らかにあっても、
だんだん点数が上がってくる。

その一方で、勉強をやろうとしない子供は、
学習障害の程度が低くても、
なかなか点数が上がってこない。

だがしかし、勉強しない子供というのは、
自分の力で勉強をする能力に欠けているとも言える。

自分の力で勉強ができるようになると、
変な話、放って置いても勉強はできるようになる。

自分で本や参考書を読んで、
自分でドンドン勉強が進められるから、
勉強の手順と、ポイントさえ確認していけば、
それだけでドンドン勉強が進む。

しかしそれができないと、
家では何にもできない状態になる。

学校や塾では勉強できた気がするんだが、
家に帰って自分でやってみようとすると、全然できない。

こういう状態が続くので、
だんだん家では何にもやらなくなる。

その根元を考えると、
文章を読むと言う訓練がちゃんとできていないから、
いざ自分で読んで何かやろうと思っても、
できないってことだろう。

ただしかし、これって本人の問題なのか、
それとも親の教育の問題なのか?

おそらくは、親の問題のように思うのだが。

おたくのお子さんは、タダの計算機です

先日「ほんまでっかTV」で、モンスターペアレントの話をやっていた。

モンスターペアレントというのは、
自分の子供に執着しすぎる親で、
なにかと学校や塾に文句を言いに行く親のことである。

こういう親は昔からいたようだが、90年代末から急に増えだしたらしい。

ウィキペディアのモンスターペアレントの記述によると、

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教育評論家尾木直樹法政大学教授(尾木ママ)によると5つのタイプがあるとされている。


  • 学校依存型(子供を朝起こせ、学校で汚れたので洗濯してくれなど「何でも学校に押しつける」)

  • 自己中心型(劇の主役にしろ、習字の評価を高くしろなど「学校行事の日程変更なども要求」)

  • ノーモラル型(夜中、授業時間でも電話してくる、暴言や脅し)

  • 権利主張型(義務教育なので給食費を払わない等)

  • ネグレクト(育児放棄、虐待)型(食事なし、服や髪の汚れ)


自分の子供が注意されたことに逆ギレして職員室に怒鳴りこんだり、教育委員会に訴えたりする。
早朝でも深夜でも教職員の自宅に電話をかけ、何時間もクレームをつける。
子供同士の喧嘩に介入し、相手の子供の難癖を学校に持ち込んで処罰を要求する。
自分の子供がリレー競技の選手に選ばれないのは不自然だとクレームをつける。
「自分の子どもを手厚く指導するために専用の教員をつけろ」「我が子を学校代表にして地域行事に参加させろ」などと要求する。
高校入試の合否判定に用いられる絶対評価の通知表の評定に不服だと抗議する。
「遅刻がちの子どもを担任が迎えに来ない」などという理不尽なことを教師のせいにして学校にクレームをつける。
子供の教育方針を巡っての学校側との交渉の際、「自分は物書きだ。これを、世間に公表されたいか?」と迫る。

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...となっている。

ハッキリ言って、依存症も良いところだけれど、
自分の子供に対する客観評価ができない親御さんも
似たようなものである。

中学受験などをさせている親御さんは教育熱心だし、
模試などで自分の子供の学力のタカが分かっているので、
こういう事は少ないと思うのだが、

「うちの子はできる」と言う
親御さんの子供ほど、
できないのである。

特に多いのが、計算力主体の指導をしているKモンで
勉強してました...とやってくる親御さん。

「できたら早稲田・慶応を狙いたい。それが無理なら青学」
そんなことを平気でおっしゃってくる。

進学塾の先生から、そう言うところを受けてみませんか、
と言われたら相当の学力なんだが、
親が受けさせたい言う場合は、全然大したことがない。

だったら早稲田・慶応の合格者数を誇って
宣伝している塾へ行けよ、と思うが、
そう言うところでは箸にも棒にもかからないって事が、
うすうす分かっているらしい。

で、子供の学力を見てみたら、計算は速いが
やっぱり文章題や図形問題が散々。
しかも問題を自力で解く根気も根性もない。
わからなければ、それ以上解く気がない。

おたくのお子さんは、ただの計算機ですよ。
...と言いたいのをグッと我慢して、
親が現実と向き合えるまで待つしかないのが、
塾講師の辛いところである。

難関中学で、成績の悪い生徒の対処法

難関中学に入学したモノの、学校の授業についていけない。

こういう場合、原因は色々あるだろうけれど、
授業の進み方が速すぎてついていけないと言うこともある。

私も大学に入ったとき、授業がものすごいスピードで進むので、
全然ついていけなかった記憶があるので、
彼らの気持ちは痛いほどよく分かる。

大学に入っていきなり、N次元の計算だとか、
微積分の切断の話だとか、そんなことから始まったら、
さすがについていけないよねえ。

だから夏休み前頃にはもう、授業にでない科目が半分くらいあった。
でたくてもついていけないから、でる気がなくなってしまうわけだ。

でまあ、色々あって大学は一旦中退してしまったわけだ。

しかし35歳の時、大学に再合格して勉強し直してみてわかったことは、
ワケが分からないような抽象的な話でも
ある程度慣れて、全体像さえ掴めれば、
ソコソコは理解できるんだってことだった。

理解できなくても1週間ほど大学の図書館にこもって
まとめのノートを一冊作れば、全体像が分かる。

まとめのノートを作ってしまえば、
あとは必要なことだけ覚えて練習すればよい。

全体像さえ分かっておれば、
あとはそれをドンドン攻略していけばいい。
ゴールまでの距離が分かっておれば、
やるべきことや、やる分量が見えるので、やる気も復活する。

難関中学が要求している学力レベルは、おそらく、
その系列の高校の入試問題レベルの学力のはず。

となると、自分の通っている学校の高校入試で
合格できるくらいの知識が学校の要求レベルだから、
それをゴールにすればよい。

ゴールが分かればあとは中学受験の経験者で、
難関中学に合格できた努力家だから、
授業に追いつくのもそう難しい話でもないはずだ。

難関中学で、成績の悪い生徒は何をすべきか?

学校の授業に付いていけない子供にも二種類ある。

一つ目は、公立の学校の授業に付いていけない子供。
これについては今まで散々書いてきたので
今回は説明はしない。

もう一つは、難関の私立中学などの授業についていけない子供。

難関中学の場合はたいてい、
カリキュラムが中高一貫になっているので、
高校で習うような内容も中学で習ったりする。

たとえば中2の終わりに習う数学の確率。

これを中三の夏休み当たりに持ってきて、
高校生の一年生で習う確率と合体させて教える。

そうすると中学で教えないといけない部分も教えられるし、
高校で教える部分も同時に教えることになって、
時間の節約ができるんだね。

これと同様のことが、授業のあちこちで行われる。

たとえば化学の元素記号。
元素記号を20番まで覚えるというのは、
高校1年生でやることだけれど、
中学1年生の最初にこれをやる私立中学もある。

化学を教えるに当たって、元素記号は
まず覚えてもらわないと先に進めないモノの一つなのだから、
とにかくまず20コ覚えてもらう。

塾でも時間をわざわざ割いて、とにかく覚えてもらう。
1時間かかろうが2時間かかろうが、とにかくその日のウチに覚えてもらう。

ただし学校では、暗記のために一時間も二時間も使えないので、
こういうところで授業についていけない原因ができる。

学校では覚えてくれと言う時間しかないので、
覚えない生徒のことは、置いていくしかない。

で、授業に付いていけなくなるってわけだね。

だから難関中学で成績が悪い生徒の場合は、
そういう覚えるべきことを覚えているかどうかをまず調べることになる。

覚えていなければとにかく時間をかけてでも覚えないと、
また先で授業に付いていけなくなるからね。

英語の授業についていけない子供の特徴

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中学になって英語の成績がひどい、
英語の授業についていけない。
そういう子供はけっこう多い。

で、教えてみると、十中八九、英語の単語が読めない。
単語の意味を覚えていないというレベルではなくて、
英単語がまず読めない。

日本語にない英語の発音ができないくらいならかなりましだけれど
英単語をローマ字読みすることすらできない。

ローマ字なんて小学校4年生で習っているハズなんだけれど、
小学校でできるようになるまで徹底してトレーニングしていないから、
英単語をなんとかローマ字読みで読むことすらできないと言うわけだ。

こういう子供は、かなりの割合で
学習障害・難読症を抱えている印象だ。

難読症(ディスレクシア)というのは、文字が正確に読み書きできないと言う症状で、
英語圏では1割以上の割合で発生している。

学習障害については、こちらのサイトにまとめたが、
要するに頭の中で文字と発音が、うまくつながらない症状だ。
学習障害を克服せよ!学習障害は、誰にでもある。

ざっと説明すると、人間には言葉を使う能力があるのだが、
言葉を読み書きする能力は備わっていない

なのでたいていの人は、視覚情報をまず音声情報に直して、
音声情報から意味を理解するという風に文字を読む。

「東京」という文字を見て、あたまのなかで「とうきょう」という音にまず変える。
で、この「とうきょう」という音に、東京のイメージや意味がつながっているわけだ。

ところが人口の1割程度はいる難読症の人というのは、
この「文字」と「音声」に、上手く対応関係を作るのが苦手なのだ。

これは脳の活動している部分を示すCGでは、明らかに違うという。

普通の人は、文字を見たらまず視覚を担当する脳の部分の活動が活発になり、
次に音声を担当する脳の部分が活発化する。

しかしディスレクシアの人は、文字を見たとき、視覚担当部位は活発化するが、
なかなか音声を担当する脳の部分の活動が起らない。

中学に進学して英語が全然できない生徒というのはだから、
まず、英語の表記と英語の発音の関係が、分かっていないのだ。

じゃあ学校でそれをしっかり教えてくれるかというと、なぜかそれをしない。

英語を母国語としている国では、学習障害を克服するために、
最初に英語の表記と発音の関係(フォニックス)を徹底的に教えるそうだが、
英語が母国語でない日本で英語を教えるのに、なぜかそれをしない。

英語の授業についていけない子供は、結局そのまま捨て置かれてしまう。

中学生になっても、親はちゃんと子供の読み書きくらいは見てあげないといけない。
他人は当てになりません。

フォニックス教材

DVD版】みいちゃんママのきれいな英語発音とフォニックスの秘密


参考:
ウィキペディア・難読症

中学1年生を教えていると、
英語というのは、本当に読みにくい言語だなあと思う。

日本語で使われている文字というのは
カナ(ひらがな・カタカナ)と漢字になるわけだが、
カナは、原則的に表音文字なので、
文字と発音が1対1に対応する。

「あ」という文字は「あ」としか読まないし、
「い」という文字は「い」としか読まない。

漢字の場合は、幾通りの読み方があって、
同じ漢字でも音読みとか訓読みがあるわけで、
これだって確かに難しいわけだが、
熟語の場合はたいていん音読みだし、
表意部首と表音部首の組み合わせだから、
イメージも湧きやすいし、発音もある程度、想像できる。

ところが英語の場合は、表音文字のようでいて、
実は表音文字ではない。

たとえば「a」は「エイ」とも読むし「あ」とか「お」にもなる。

DAYなら、デ「エイ」 だし、ACCESSなら「ア」クセスと読む。
WALKならウ「オ」ークと読む。

こんなこと、英語が読めるようになった人には当たり前だが、


なぜそう言う風に読むのかの説明はできない


「a」と言う文字は、「エイ」と読むときと「ア」とか「オ」と読むときがあります、
この場合は「エイ」ですね、この場合は「ア」ですね、、、、
なんて説明するしかないが、
子供にとってはその違いなんて簡単には分からない。

そしてaiueoの五つの母音それぞれに、
強い読み方と弱い読み方があるから、
変な話、ある程度、量を覚えてもらわないと、
パターンがなかなかつかめない。


兄弟言語と言われる同じゲルマン語族のドイツ語では、
単語の読み方は簡単だし、
ロマン語系統のイタリア語やフランス語では、
まさにローマ字読みで発音はOKなので、
英語というのは本当に読むのが難しい言語だ。

それを裏付けるかのように、学習障害(難読症・ディスレクシア)の発生率も、
日本やイタリアが8%前後なのに対し、イギリスでは12%前後あるという。

日本語やイタリア語は、
文字と発音の対応関係が比較的きっちりしているので、
学習すればすぐに文字が読めるようになるわけだが、
英語の場合はそこがまず難しいわけである。

なので英語が全然若ならい子供の場合、
とにかくまず文字の読み方の練習を徹底するしかない。

こういう子供の場合は、小学校4年生で習うローマ字読み自体、
まず読み書きできないので、そこからやり直す必要がある。

根気よくやれば、ある程度はすぐにできるようになるが、
日本語にない発音の場合や、特定の文字列(たとえばthやwh、it)だけ
どうしても読めないと言うようなこともよくある。

難読症の気(け)がある場合、
「b」と「d」が入れ替わるというのは良くある症状だけれど、
これはそれほど大きな問題ではない。

練習すればある程度まで普通に読めるようにはなるので、
それまでは親がアルファベットからフォニックスまで根気よくしっかり、
一語一語教える必要があるだろう。

最初は、ザルで水をすくうような作業だけれど、
数週間もやれば手応えはあるはずだ。

数学なんて、社会に出ても使わないから勉強しない、という生徒さんがいます。

数学なんて、たしかに社会ではそれほど役に立ちません。

工学部や農学部、理学部や医学部などの理科系の方面の仕事に就くとか
経済学や経営学を利用する方面でしか、確かに必要ありません。

じゃあ、学校で習っている他の教科は、社会に出たとき役立つのか?
と生徒さんに尋ねたら、ハッキリ言って何の返答もないでしょう。

歴史は社会に出たとき役に立つのか?
地理は社会に出たときに役に立つのか?
古文や漢文は?

社会に出て何十年もたってみると、
国語ですらどうも役に立たないモノだったように思えます。

と言うのも私の経験からいうと、国語の先生を務めていた人でも、
生徒へのお手紙やセールスレターを書いてもらおうと頼んでも、、
全く要領も得ない文章や、訳の分からない文章を書いてこられる。

国語が得意という先生で何人もそう言う経験をしていますので。


歴史や地理だって、役には立たない

ある人は、現代社会の有り様を考えるときに、
歴史を知っていると動く方向がある程度見える、などと言います。

通産省出身で作家、経済企画庁長官も務めた
堺屋太一さんなんかはそういう意見ですね。

なので日本の歴史のみならず、中国や欧米の歴史について、
何冊も本を書かれておられますし、
大河ドラマの原作になった本もあります。

私も一時期、堺屋先生の本はたくさん読みましたので、
歴史に学ぶことは大事だとは思います。

だけど、中学や高校で習う歴史が、
果たして将来を見通すのに役に立つモノであるかというと、
これはハッキリ言って、ムリでしょう。

だってそう言う目的で編まれていませんし。

学校で習う勉強というのは、大学で研究する学問の基礎的な部分だけですし
社会の共通認識として持っておいた方が良い知識だけです。

だから生徒が「数学なんて社会出ても役に立たないから勉強しない」と言ったら、
「歴史や地理も、まず役に立たんよ」
「こんなレベルの低いモノが社会で通用するか」
といって、追い返すことにしています。
生徒は勉強したくないだけですから。

そして役に立たないことを勉強する意味は、
「社会にあなたの存在価値を示すためだ」
「よい成績を取れば、あなたが努力できる人であることを世間に示せるんだ」
と言うことにしています。

これが良いのか悪いのか、まあよく分かりませんが、
ウソじゃないことは確かですから。

ウソだけはダメです。それを信じた子供は人生で大損することになりますから。
私みたいに。

一流企業に就職するなら、英語は必須

総合電器メーカーである日立製作所が、平成24年度の新卒採用から、海外赴任を前提とした採用を行うことになった。

海外赴任を前提にした部門ではない。

日立の正社員(総合職)にエントリーするには、海外赴任の条件を飲まなければいけないということである。

こうなるともう、英語を初めとする語学力が必須になってきたね。

国内で稼いでいる楽天やユニクロが、社内公用語を英語にするという動きもあって、もはや一流企業に就職するには、英語力がないとどうしようもない時代になってきたようだ。

これからはアジアの時代だ!だから中国語だ!と思っている人も多いようだが、中国語がビジネスの標準語になることはマズないだろう。

理由は簡単で、中国はあと10年もしたら成熟期に入り、低成長になってしまうからである。

実際、中国では労働者のストが頻発しだして、賃金の上昇が始まった。

これは低賃金で雇える労働力が、新たに供給されなくなったことを意味するわけだが、労働者の賃金が上がれば企業の収益は落ちるから、新規投資を行う資金が足りなくなり、経済成長が抑えられるわけだ。

中国は日本の30年前の状態だとよく言われる。30年前というと、1980年だね。
日本の70年代は高度経済成長の後期で、80年代前半は低成長期、バブルに突入したのは80年代後半だ。

上海万博が終わると中国政府は景気の下支えに随時悩まされることになり、徐々に経済成長の率が下がっていくと考えられる。

だから「これからは中国語だ」というのは、もう古い考えになるだろう。

一方、中国同様、めざましい発展を続けているインドは英語が公用語で、アフリカ大陸の国の公用語も英語かフランス語である。

となると、やっぱり英語ができないと、やれることは限られてくるって事だね。

私の場合は理科系だが、理科系では学術発表も論文も、みんな英語であるから、変な話、語学は英語だけでよいと考えている。

工学部にいた頃は、化学系であったため、ドイツ語が必修だったが、これは技術先進国がドイツであったために、ドイツ語を読む必要があった。だがもう今やそう言うことも滅多になくなった。

やっぱり英語の勉強は大事だね。