9月模試で偏差値が下がったときの対処法

6年生の9月からの中学受験用の模試は、
子供の化けの皮が剥がれる模試だ。

原因は二つあって、


  • 試験範囲が全範囲に拡がる

  • 他の塾からの参加者が千人単位で増える


ということだ。

国語などの場合、抽象度が上がった文章が増え、
総合的な学力がないと、ドカッと偏差値が下がる。

今までは日常生活などで体験しそうなことに関する
文章が多かったはずだが、
ここからは概念だとかコンセプトだとか言った、
具体的な形がないモノについての文章が増える。

また算数も、一筋縄では解けない問題や、
工夫をしないと計算が煩雑になって
間違いやすい問題が増える。

たとえば問題は小数で書かれているが、
分数にすると工夫できることに気付く問題。

1.125という数字があったら、9/8と直せば
約分が出来て計算が簡単になるが、
小数のまま計算すると4けたの計算になって、
えらく時間がかかって大変になるような問題。

円の面積や体積の比を求めるが、答えるのは比で、
円周率の3.14は使わなくて良いような問題。

掛け算があれば、何も考えずに解いてしまうような子供は、
大きく時間を使って、しかも正答にたどり着けないような問題だ。

こういう「工夫が必要な問題」で
子供の本当の今の学力が測られ、
本当の偏差値が測られるわけである。


で、9月10月の模試の成績が今まで通りであれば、
今までと同じ勉強を続けても構わないが、
下がったのであれば、今からさっさと
総復習を始める必要がある。

最初にやるべきなのは、
言葉の読み書きとか言葉の意味の再確認。

国語の読み書きの問題や、言葉の意味を問う問題が、
出来ているかどうかをまずチェック。

それが全部で来ていなかったら、
漢字の読み書きや言葉の意味の再確認をやらないとイケナイ。

たとえばそう言う問題が10問あって3問以上間違っていると、
出来る子供と少なくとも6点以上、差が出来てしまう。

そして読み書きが出来ないと、当然読解にも影響が出るから、
選択肢のある問題でも、引っかけの選択肢を選んでしまう。

理科や社会も、用語の意味が何かを再確認。
漢字で書けるかも再確認。

算数に関しては、基本の一行問題と、
工夫が必要な計算問題を中心に復習。

こういう事を6週間から12週間くらい掛けてやれば、
身に付いていない問題が洗い出せるので、
印を付けておいて、入試が近づいたらそれを再復習する。

そういう手はずで試験が返ってくるのを待つべしってことだ。

9月からいよいよ本当の模試が始まる。
今年もこの時期がやってきたね。

9月からの6年模試は、
子供の化けの皮が剥がれる時期

本当に学力がついている子供しか、
良い点数は取れなくなる。

というのも夏前までの模試は、参加人数も少なめで、
出題範囲もかなり狭い範囲で出題される。

最近3ヶ月の間に学んだことさえ覚えておれば、
そこそこ良い点数が取れるような試験だった。

学校で言うと定期テストくらいの範囲の試験なので、
いわゆる「詰め込み」でも十分に点数が取れた。

しかし9月からの模試は範囲が限定されておらず、
入試全般の範囲から出題される。

なので夏までの模試の場合、
テストの出題範囲に合わせて特訓してきた子供は
そこそこ良い点が取れて、
合格判定でも良い学校に可能性があるように出る。

しかし模試の範囲が一気に拡がると、
うろ覚えの知識では太刀打ちできない。

模試の参加者も千人単位で増える

それに加えて模試の参加者も千人単位でどっとふえる。

というのも日能研や四谷大塚、サピックスなど、
自前で模試を行っている塾からの力試し組が参加してくるからだ。

こういう大手塾の場合、他の塾とは学習カリキュラムが違うので、
今までは一般の模試の参加はなかなか出来なかった。

というのも今勉強していることと出題範囲が違うテストを受けても、
他の子供達と比較することは出来ないからね。

ところが出題範囲が限定されず全範囲に拡がれば、
子供の地力・実力が測れるから、
ある程度、他の塾へ通っている子供と比較が可能になる。

そして通わせている塾の模試の
判定が妥当なのか心配な親御さんは、
試験日程が他の試験と重ならなければ、
可能な限り模試を受けようと言う人も多いはず。

そうして夏前より二千人くらい受験者数が増える。

こういう風に他流試合を挑んでくるのは、たいていの場合、
腕に覚えがある連中が多いから、平均点はどうしても上がり、
同じくらいの学力でも偏差値は3~5は落ちる。

9月からの模試は、そういうわけで点数や偏差値はたいてい下がる。
なので下がっても、ガッカリせずに、勉強を進めて欲しいところだね。

サマー錬成でわかる、子供の学力

塾や私立の学校では、
夏休みに問題集をもらうことが多い。

夏季テキストだとか夏休み問題集というやつ。

塾用教材メーカーの夏季テキストだと、

「サマー錬成」(学書)とか
「マイティ・サマー」(学友社)とか、
「錬成ゼミ」(育伸社)とか
「サマーピラミッド」(教育開発)とか。

2科目以上が合本(がっぽん)になった
「カミング・サマー」というのもある。

こういう教材はだいたい1科目8講座になっていて、
講義で使う場合は8回で終わるようになっている。
(4回で1タームで、2ターム分)

この夏期テキストをもらった子供が、
どれくらいの速さでこの問題集をやるかで、
子供の学力レベルは分かってしまう。

まず、できる子供は、あっと言う間に終わってしまう。

こういう問題集は、ほとんどが薄っぺらいものだから、
問題数が少なくて、できる子供にとっては朝飯前のことが多い。

特に小学校4年生以下は、ほんの2時間もあれば、
半分くらいやってしまうから、個別塾の講師としては、
やることが無くなって困るくらいだ。

こういうお休みの時の薄っぺらいテキストには、
中学生向けには標準編と発展編等という風に
レベル別に2種類以上のものがあるのだが、
小学生向けのテキストの場合は標準編しか無く、
低学年になればなるほど、簡単に終わってしまう感じになっている。

だから小学校低学年で、この薄っぺらいテキストが、
あっと言う間に終わらないようだと、問題だ。

読み書きのスピードが遅すぎたり、
ものを覚えると言うことができなかったりで、
頭の中には何も残っていないのかもしれない。

こういう子供の場合は、中学に上がったら、
とたんにかなり悪い成績を取りかねないから注意。

5年生くらいになっても、
文章を読んで何が書いてあったかすら
言えない可能性がある。

学習障害が発生しているかも知れないから、
文字の読み書きだけでもしっかり練習させる必要があるね。

国語の成績が悪い子供は絶対伸び悩む

小中学生の勉強を見ていて、
つくづく思うのが、国語力と成績の関係だ。

私自身は理科系の人間で、
国語というのはハッキリ言ってあまり得意ではない。

高校時代も、文章のわかりやすさと、
文章の長さの関連が、
実はよく分からなかったという記憶がある。

分かりやすい文章というのは、主語と述語が揃っていて、
しかも文章自体短い。

逆にわかりにくい文章というのは、
古文のように主語がなかったり、
述語が何か良く分からなかったりして、
結局何を言いたいのか分からない。

日本語というのは、主語が脱落しやすい言語なので、
誰がどうしたという所から確認していなねばならないのだが、
古文は身分の高い人の名前は直接出さなかったりするので、
述語から誰であるかを予想しないといけなかったりする。

それで、一体誰が何をしたのかすらさっぱり分からないわけだ。

ということで個人的には、
センター試験の古文は捨てるという選択をして、
かなり危うい橋を渡っていたように思う。

しかしアフィリエイターとして毎日のように
千文字や二千文字の文章を書くようになって、
文章の読み書きというのは、
本当に大事だなと思うようになった。

というのも分かりやすい文章を書くには、
難しい文章を分かりやすく書き直さなければならず、
そのためには何が書いてあるのか分からないといけない。

これは学校で習う国語力とは多少違う技能であるが、
しかし問題文が何を言わんとしているのかを
見つけ出すと言うことは同じだ。

これはボンヤリと文章を読んでいるだけではできないことで、
誰がどうしたとか、事実(客観)と意見(主観)の区別とか、
主張とデータとワラントだとか、そういう部分の区別を意識してやらないとダメ。

こういう分析力を持たないと、算数以外の科目は全滅になる。

だから国語ができないと、学年が上がるに従って、
だんだん成績が伸び悩むと言うことが起こるということだな。

中学受験が終わったら、得意分野を作ろう

中学受験に限らず、受験が終わったら、
もう勉強しないという生徒がたくさんいる。

しかしこれは至極危険なはなし。

塾で勉強詰めだったから、
家では勉強させないという方針で、
高校生になる頃には落ちこぼれている
生徒もたくさんいるんだから。

なので中学に合格したら、中学レベルの読み書き、
英単語当たりの暗記くらいは始めよう。

受験からは解放されたが、勉強は一生続くのだし。

もちろん新しい生活のための準備で
忙しいということはあるだろう。
だけどそれで勉強時間をなくしてしまうと落ちこぼれる。

たとえば大学受験の場合は、
家から通えないような場所に大学があることも多くて、
家を離れることも多いから
1ヶ月くらいなんだかんだやることはある。

そしてそこから新しい生活が始まるので、
刺激に困ることはあまりないだろう。

私の場合は、大阪から京都へ移っただけだったが、
同じ関西圏でも京都というのは独特な街なので、
かなりいろいろとまどったような記憶がある。

そしてまた、浪人中、住み込みで朝晩新聞配達していて、
そのせいもあって身体が衰弱していたせいもあって、
かなりボーっとしていたこともある。

そうして気が付いてみたら、夏前には既に、
授業には全然付いていけないという感じだった。

理系の学部の場合は、
ものすごいスピードで授業が進んで、
いきなり謎の用語が百万語ぐらい登場して、
訳が分からない状態になってしまうことも多い。

「N次元????」「ディディキンド」「切断?」
初めて効く用語が飛び交うので
あっという間に取り残された。

まあ考えてみたら高校の時も、
英語なんかいきなり赤点とってたから、
私がスロースターター過ぎるだけかも知れないが。

そういうわけで、のんびりしていたら、
あっという間に落ちこぼれる。

なにしろ自分の廻りには、自分と同じくらいの学力か、
それ以上の学力の生徒しかいないわけである。

それは難関になればなるほどいえることだろう。
つまり誰が最下位になってもおかしくない。

開成中学でも灘中学でも、最下位は必ずいるんだから。

そう言うときに得意な分野が一つでもなければ、
子供はやる気をなくして勉強しなくなったりする。

そのまま放ったらかしにしておくと、
良い中学に入っても、そのへんの大学に進学して
終わりって事も良くあるから、得意分野だけでも伸ばしておこう。

B判定(合格圏)の学校なんか受けてもらいたくない

中学受験の模試でA判定なのに、
志望校の過去問を解かせてみたら、
全く合格点に届かない。

過去問集に載っている受験生平均点にも届かない。

そういうことってよくあることだ。

ところが親御さんというのは、
模試でA判定(安全圏)が出ていたら、
もう受かって当然という感じだから、
塾の講師は冷や汗をかく。

特に親御さん自身が厳しい受験を経験していないと、
おっしゃることが浮世離れしていて、全然話が通じない。

模試の偏差値というのは、
あくまでも同じ試験問題で比べた場合、
受験生全体でどれくらいの位置(席次)に
いるのかというのを表示したもので、
実際にそれで合格できるかどうかは保証されない。

出題傾向によって、取れる点数というのは変わってくるし
出題形式によってもそれは変わってくる。

だから模試のA判定というのは、
合格できる確率80%くらい、
B判定というのは合格できる確率60%くらい
と言う風に表示してあるわけだ。

A判定・安全圏でも2割も落ちる

模試のA判定というのは、
合格できる確率80%くらい、
B判定というのは合格できる確率60%

つまりA判定(安全圏)でも2割は落ちてしまうわけで、
B判定(合格圏)だと4割も落ちてしまう。

4割も落ちたら、もう一か八かみたいな受験で、
ハッキリ言ってそんな学校、受けてもらいたくないくらいだ。

だけど親御さんは「合格」という文字に惑わされて、
「受験します」って言っちゃうんだよねえ。

で、問題なのが、過去問をやってみると、まるで点数が取れないこと。

塾のようなホームグラウンドで合格点に届かなかったら、
入試本番で合格するなんて夢のまた夢の話なんだが、
それをどうやって合格圏まで持っていくかが難しい。

国語の場合はハッキリ言って無理と言うしかない。
マグレで受かってくれと祈るくらいしかない。

問題は算数。

算数って出題パターンがハッキリしていれば、
解き方が限定されてくるので、なんとかなるかな?
...とも思ったりするけど、
入試本番はやっぱり実力が出てしまう。

でも小学生のやることだから、
確実性が殆どないと思った方がイイ。

入試当日、お腹が痛いとか言い出して、
顔が真っ青になったりして、メタメタになる子供なんて、
毎年たくさんいるからね。

合格判定なのに過去問が解けない、なぜ?

中学受験まであと5週間。

...だというのに、過去問で全然点数が取れない、、

模試の判定では合格圏内だというのに、これって一体何?

こういう事って良くあること。

模試の形式にだけ慣れてしまって、
他の形式のテストに答えられない。

国語の場合は、こういう事は良くある。

というのも国語の場合は、
学校ごとの出題傾向が、
かなり異なっているからだ。

一例を挙げると、
殆どが記号で答えるタイプの入試問題と、
殆どが文字で書くタイプの入試問題。

記号問題というのは、
簡単に言うと選択肢を選ぶ問題。

選択肢があると、
出来ない子供でも点数が取れてしまう。

ところが書き抜きの問題だと、そうはいかないし、
さらに書き抜きではなく、
文中の言葉を使って書く問題だと、
さらに難易度は格段に上がってしまう。

なので後者のタイプの出題の学校では、
記号問題で点を稼いでいる子供には、
点数が取れないのは当然ってことになる。

残念ながらこれは、そう簡単に解決できる問題ではない。

というのも、文章を書くというのは、たとえ短いフレーズでも、
そんなに簡単に出来るものではないからだ。

私のようにメルマガとかホームページを山ほど作っている人間でも、
文章をちょうど良く書くというのは難問だし。

京大を受験しようという生徒だって、英文和訳の文章は、
日本語とも思えないような文章を書いてくるし。

そう言う意味では国語を記述式で解答させる学校というのは、
かなりハイレベルな学校だと言うことが出来るから、
一朝一夕でそう言う力が付くわけはない。

諦めるしか仕方がないね。
自分の子供でもしっかり点数が取れる出題傾向の
中学を探して受験するしかない。

学習障害・2つ以上の頼まれごとが出来ない

世界仰天ニュースでやっていた
学習障害(発達障害)を抱えた
リエさんのケースの記事、ようやくまとめ終了。

私もアスペルガー傾向があるし、
弟も小学生の時、鏡像文字・逆さ文字など、
よくわからない漢字を書いていて
中2まで成績が無茶苦茶悪かった。

それでも京大と阪大へ進学したから、
やる気とやり方次第だと思う。

塾でももう10人以上は
学習障害の気がある生徒を見てきたが、
とにかくもう徹底して読み書きを繰り返す。

中1でローマ字が読めなかった子供でも、
90分くらいかけて読み書きをやれば、
6週間後くらいには、8割以上覚えている。

「はかせ塾」のメルマガで奨めている
英文丸覚えもやらせているが、
基本英文を100コくらい覚えるのだって、
3ヶ月くらいで80個くらいまでは覚えている。

出来る子供なら2週間もかからずに覚えることだけれど、
5倍以上時間を掛ければ覚える。

ただ問題は、教える方が根気良くできないんだよね。

私の場合は仕事でやっているし、
所詮人の子供だからと思ってやっているが、
自分の子供だとリエさんみたいに叱ってしまうかも。

学習障害持ちの子供はこんなもんだと知っているから、
根気良くできるだけで、知らなければやはり怒るかな。

とにかく勉強は根気ですよ。根気。
根気以外に学力が上がることはない。

学習障害があろうと無かろうと、です。

【動画】リエさんの学習障害(3)聴覚過敏でトイレの水も流せない
【動画】リエさんの学習障害(4)片づけられないのは順序が決められないから
【動画】リエさんの学習障害(5)息子がなかなか言葉を話しはじめない
【動画】リエさんの学習障害(6)2個以上の頼まれごとが出来ない

おかずを一品ずつしか食べられない子供

学習障害のサイトに記事を追加した。
今回は、テレビの動画を見ながら、
学習障害について考えるという記事だ。

【動画】熊本の男の子・高機能自閉症例
【動画】片づけられない女性・リエさんのケース(1)ADHDとアスペルガー
【動画】リエさん(2)ご飯は一品ずつしか食べられない(味覚過敏)

学習障害には色々あるが、
大きく分けると


  • 難読症(ディスレクシア、ディスレキシア)

  • アスペルガー症候群(高機能自閉症)


の2つに分けることが出来る。

難読症というのは、
文字の読み書きが苦手というもので、
似たものに計算が苦手な計算障害というのもある。

特徴はとにかく漢字が読めない、読むのが遅い。

また「鏡像文字」という、
左右反対の字を書いてしまうとか、
誰も見たことの無いような漢字を書いてしまうとか
そう言う特徴がある。

これは小学生低学年では結構あることだが、
高学年でこれが残っているとまずい。

そして難読症の場合は
漢字の読み書きができないだけにとどまらず、
中学になってから教科書を読めないと言うことが起こる。

なので変な話、全科目ろくな成績が取れなくなる。

ウチの弟なんかはこっちのタイプだった。

一方、アスペルガー症候群の場合は、
「他人のことがよくわからない」という特徴がある。

アスペルガー症候群の場合は、
様々な過敏症が発生していて、
たとえば音が聞こえすぎる、
味覚が過敏すぎるというようなことだ。

過敏症があると、
五官から入ってくる情報が山ほどあるので、
それを整理するのが大変になって、
自分の外の情報がわからなくなってしまう。

動画の女性の場合は、音に敏感すぎて、
目の前にいる友人の話も、
離れた席に座っている人の話し声も、
全部同じ大きさに聞こえてしまって、
友達と話すだけでもかなり大変。

私の場合はこっちの方で、
常に頭の中で様々な身体の痛みが飛び交う。
これは本当に疲れてしまう。

味覚過敏というのは私も初耳だったが、
塾ではモノを食べないのが普通だから、
気づかなかったのも当然かな。

要するに口の中に様々な味があると、
気持ち悪くなってしまうと言う状態で、
仕方がないから一品ずつ食べるということらしい。

成長するに連れて多少軽くなるが、
老化で感覚が鈍感になるまで、どうしようもないようだな
やれやれ、大変だ。

全国統一小学生テスト、受けるべきか?

全国統一小学生テストのテレビCMが流れている。
中学受験の雄・四谷大塚が行っている、学力テストだ。

四谷大塚・全国統一小学生テスト

サイトに前回の分析結果というのが載っているが、
受験者数は全国で約9万人(2年生から5年生の合計)

2011年6月テストの結果

そのうち関東地域で受けたのが4万5千人となっているので、
約半分は関東って事になる。

因みに近畿・九州・中部は約1万人ずつで、
これは四谷大塚の知名度の差かも知れない。

関西では、早稲田の系列高校でも競争倍率は1倍ちょっとだから、
知名度の差というのは非常に大きいって事かな。

分析結果を見ると、関東の平均点が他の地域に比べて高いね。
国語なんて、低学年は関西の平均点がかなり低い。

平均点が10点近くも低いというのは、有意に低いって事だろうから、
これは関西弁と標準語の違いが大きいのかも。


オープンテストは、塾のマーケティング(集客)活動

全国統一テストというのは、塾の宣伝手段の一つで、
日能研なども定期的にオープンテストというのをやっている。

しかし勉強していない子供や他の塾生が受けると、
点数はたいてい悪くなるから、
慌てて塾通いを考えたり、転塾を考えたりするわけだ。

そこで入塾・転塾する先の候補として
テストを実施した塾が考えに入ってくるわけで、
テスト前には対策授業が無料で受けられたり、
テスト結果が出た後に、
体験授業が受けられたりする仕組みになっている。

マーケティングでは、
とにかくお店に来てもらうために、
無料サービスなどを行うのだが、
そうして塾に一回でも来てもらうと、
塾のタカがわかり、恐怖心が和らぐ。

要するにテストを口実にして塾に来てもらうと、
「外から見てるだけでよくわからない塾」という状態から、
「ちょっと中の様子を知ってる塾」という風に認識が変わるわけだ。

「よくわからない塾」と「ちょっとでも知っている塾」とでは、
その時点でもう優先順位が違ってくるので、
そうして無料でテストを実施するというわけだ。

なのでこのオープンテストを子供に受けさせるかどうかは、
最初から子供の腕試しと、塾の偵察を兼ねていくべきだろう。
ボンヤリ受けに行くと、結果を見て慌てることになる。

というのもテストの成績は、はっきりいって塾生に有利である。

塾生にとっては、
いつも授業を受けている場所で受験するワケなので、
場慣れしているので実力が出る。

しかし外部から受験する子供はアウエーで
勝手がわからず緊張するので、その分点数が落ちる。

なので平均点より少し低いくらいで普通だろう。
だから平均点より少し低くても、親は慌てる必要はない。

もちろん、出来て当然の問題が解けてないなら、慌てないといけないが。